森田様： 厚生労働省により従業員の労働時間を客観的に把握・管理することが義務化された中、当社では勤怠システムへの打刻は従業員の手動打刻であるため、客観的な記録としてはやや脆弱性がありました。そのため別途PCのログオン・ログオフの記録をExcelに出力し、目視で勤怠打刻時刻と突合せて差異がないかをチェックしていましたが、やはり時間と手間が非常にかかってしまうので、何か解決策はないかと以前から課題を感じていました。

森田様： 当社が導入している勤怠システム「TeamSpirit」とALLIGATEはAPI連携が実装されていて、ALLIGATEの打刻ログを入退館時間としてTeamSpiritに自動連携ができるため、今まで当社が悩んでいたいくつかの課題が一度に解決できると思い導入を決めるに至りました。既存のカードリーダとALLIGATEを入れ替える形で設置ができ、且つ入退室用のカードもそのまま流用できたので、従業員から見ると今までと何も変わらず同じカードを使って扉の出入りをするだけで、勤怠打刻時刻と突合ができる、という部分が非常に利便性が高いと感じました。

平山様： 当社では現在、業務上、出勤して仕事する方がほとんどなため、客観性という部分で言うと、扉の開閉時刻(入退室時刻)が勤務表に反映されるというのは非常に当社に合っていました。また今回、東京本社だけでなく大阪支店にもALLIGATEを導入しましたが、ALLIGATEはWebの管理画面で一元的に管理ができるので、2つの拠点を同一水準・方法で管理ができたことも決めての1つです。

森田様： ALLIGATEの打刻情報(入退室時刻)をTeamSpiritに連携し、従業員の勤怠打刻と15分以上の乖離があるとフラグ(警告)が表示され、差異理由を記載するようにしています。そうすることで入退室時間と出退勤時間の差分を可視化し、その間何をしていたのか、どういう理由で乖離が発生したのかを管理者・上長が適切に把握ができるようになりました。

平山様： 当社はお客様の大切な情報を取扱っている会社のため、業務開始前、業務終了後の従業員の行動を客観的に管理・監督できるようになりました。

森田様： 人による目視点検であったものを、機械が差分を明確にするようになりましたので、省力化・効率化に大きな効果をもたらしています。今までは仕事が終わっても会社に残っている人や朝早く来ているような人が少なからずいましたが、ALLIGATEを導入してからはそういった人がいなくなりました。これは従業員が正確に労働法規を理解して、そういった意識が浸透したという効果の表れだと思います。

平山様： これまで総務担当による目視点検だったため、非常に時間を要しており、また、点検作業も月次での確認タイミングでしたが、ALLIGATEの場合、翌営業日に勤務表へ反映されるため、タイムリーな確認ができていることが大きなポイントです。

森田様： 入退室履歴を通じた勤怠管理の強化を図りたい場合や、入退室管理によるセキュリティ強化を図りたい企業には、ALLIGATEは十分におすすめができると思います。

平山様： ALLIGATEは多数の勤怠システムとの連携が可能のようなので、効率化を検討されている会社には最適かと思います。